知っておきたい、救急のはなし
先日、「知っておきたい、救急のはなし(主催日本愛玩動物協会)」
というセミナーに参加しました。
講師は夜間救急病院の現役の獣医さん。
とても解りやすい内容にあっという間に3時間が過ぎて行きました。
セミナーでは、病気から誤飲事故まで、いくつもの症例や対応策、
予防策について話を聞きました。
今回のブログではセミナーの内容のうち、特に飼い主さんに
知っておいてほしい!と感じた事をお伝えしますね。
おうちの子(ペット)の様子がおかしい時ってどういう行動をしますか?
当たり前ですが、ペットは言葉では「苦しい」を伝える事ができません。
中には「隠そう」という子も。
だからこそ、私たち飼い主はペットの「苦しい」を早く気付いてあげる事が大切です。
以前ふじさきは、ねこのぷーちゃんが不安そうにくっついて離れず、
なんとなく体温が高いと感じた時がありました。
その日はちょうど休みでしたので迷わず病院へ行ったところ、
診断結果はかぜ気味で微熱。
獣医さんには良く気付きましたね・・・(^-^;)言われた経験があります。
もしそれが夜間だったら、心配しつつも病院には行かずもう少し
様子をみようと判断したと思います。
でも、なかには「救急(至急)」の場合もあります。
不調のサインとしては、血便や下痢、元気がない、呼吸が速い、
熱がある、歯ぐきや舌の色の変化があります。
動物病院に連絡をするか、様子を見るか・・・悩みどころですね。
その時に、ふじさきが大切!と感じたのが「ふだんの様子を把握している事」です。
人間なら、自分の事なので平熱の温度や、心拍数や呼吸がいつもと違うと
言葉で伝える事ができます。
でも、ペットの不調は自分では伝えられないので、
飼い主さまがふだんの「TPR」の状態を把握していることが、
大切だと感じました。
Tは temperature/体温
Pは pulse/心拍数
Rは respiration/呼吸数
だそうです。
確認の方法は、意外と簡単で、
体温は、体温計を使わなくても、耳の根元や内股を触る習慣を
つけておくと変化に気がつきやすくなります。
また、呼吸や心拍数に関しては、ペットが横向きに寝ている状態で、
お腹が上下する回数で数える事ができます。
(例:15秒計測して4倍すると1分間になります)
ついでに舌のや歯茎の色も確認出来るように練習しておくと良いですね。
そうすることによってペットの不調を早く気付いてあげる事ができますし、
動物病院へ連絡するときにもスムーズに伝えられるのではないかと感じました。
また、携帯やスマートホンには救急病院の連絡先を登録しておくと良いそうです。
確かに・・・!災害の伝言ダイヤルや登録していますがノーマークでした。
ぜひお近くの救急病院(夜間診療)をチェック&登録してくださいね。
PuppyBeansでもさっそく救急病院リストを作って生徒さん家族に
お配りたいと思います♪